国際結婚を考えるとき、多くの方がいちばん不安に感じるのがお金の話です。「相談所に何百万も払うと聞いた」「結局いくらかかるのか誰も教えてくれない」というご相談をよくいただきます。
費用は、大きく4つに分かれます。相談所に払うお金、出会うためにかかるお金、書類にかかるお金、そして在留資格の手続きにかかるお金です。順番に見ていきます。
1. 結婚相談所に払う費用
ここが金額の幅がもっとも大きく、結婚相談所によって考え方がまったく違う部分です。料金体系は、大きく2つに分けられます。
前払い型
入会時にまとまった金額を支払う形です。国際結婚の仲介では、総額100万円台から300万円近くまでを提示するところもあります。この場合、結婚に至らなくても支払った金額の多くは戻りません。
金額が大きいこと自体が悪いわけではありません。渡航の同行、通訳、書類の翻訳と公証、在留資格の手続き支援まで含めれば、相応の手間はかかります。問題は、その金額に何が含まれているのかが明示されているかどうかです。
成果報酬型
入会時の負担を抑え、結婚が決まった時点で成婚料を支払う形です。始めるときの心理的なハードルは下がりますが、活動中のサポートが薄い相談所もあるので、何をしてもらえるのかは確認が必要です。
ちなみにCOCO-NICOは後者です。入会金・月会費・お見合い料はいただかず、ご結婚が決まったときに成婚料100,000円(税込)をいただいています。料金の詳細はこちらをご覧ください。
確認すべきこと
結婚相談所を比較するときは、金額の大小より次の3点を見てください。
- 提示された金額に、渡航の同行・通訳・翻訳・書類の公証が含まれるか
- 途中でやめた場合、いくら返ってくるのか
- 成婚の定義は何か(婚約の時点か、婚姻届の提出時か)
特に3つ目は見落とされがちですが、成婚料が発生するタイミングそのものなので、契約前に必ず確認してください。
2. 出会うためにかかる実費
オンラインでのお見合いには費用はかかりません。実際にお金が動き始めるのは、韓国へ会いに行く段階からです。
- 航空券:中部国際空港からソウルまで、時期によって往復3万円台から8万円程度
- 宿泊費:2〜3泊で2万円から4万円程度
- 現地の交通費・食費:数万円
1回の渡航で、おおむね10万円前後と見ておくと現実的です。交際が深まれば、複数回行くことになります。
渡航費を相手が負担するという話について
「渡航費は男性が負担してくれる」という誘い文句を見かけることがあります。金銭的には確かに助かる話です。
ただ、渡航費を出してもらった相手には断りにくくなります。異国の地で、宿泊先も相手側が手配している状況となれば、なおさらです。金額の問題ではなく、断る自由が確保されているかどうかの問題だと私たちは考えています。この点は、相談所を選ぶときの判断材料にしてください。
3. 書類にかかる費用
国際結婚は書類の量が多く、そのぶん細かい費用が積み重なります。
- 戸籍謄本、独身証明書、婚姻要件具備証明書:それぞれ数百円程度
- 健康診断書:数千円から1万円程度(医療機関による)
- 犯罪経歴証明書:警察で申請します
- 翻訳費用:1通あたり数千円が目安。書類の数だけ必要になります
- 公証:韓国側の書類には公証が求められます
- アポスティーユ:日本の外務省で取得するもの自体は無料です
合計すると、5万円から10万円程度を見ておくと安心です。相談所が翻訳や公証を代行する場合、その手数料が別途かかることもあるので、含まれるかどうかを確認してください。
4. 在留資格の手続きにかかる費用
ここは、どちらの国で暮らすかによって金額がまったく違います。
韓国で暮らす場合(F-6ビザ)
手数料自体は高額ではありません。F-6の在留資格変更が40,000ウォン、在留期間の延長が30,000ウォン。入国後の外国人登録は35,000ウォン(郵送受取なら39,000ウォン)です。日本円にすると、合わせて1万円前後です。
ただし、韓国で暮らすには韓国語の要件があります。TOPIK1級以上、または指定教育機関の初級課程修了などが求められるため、受験料や受講料が実質的な費用として発生します。ここは人によって差が大きい部分です。
また、韓国人配偶者の側に所得要件(2026年基準で2人世帯およそ2,519万ウォン)があります。これは費用ではありませんが、相手選びの段階で影響する条件です。
日本で暮らす場合(日本人の配偶者等)
韓国から呼び寄せる場合、まず在留資格認定証明書の交付を申請します。この申請自体の手数料は0円です。その後、韓国の日本大使館・領事館でビザの発給を受けて入国します。
すでに日本に住んでいる方が資格を変更する場合は、在留資格変更許可申請が必要です。ここに大きな変更があります。
これまで一律6,000円(オンライン申請5,500円)だった手数料が、2026年10月1日から、許可される在留期間に応じた段階制に変わります。窓口申請の場合、1年で33,000円、1年超3年未満で48,000円、3年以上5年未満で64,000円、5年以上で75,000円です。オンライン申請は各区分で窓口より安く設定されています。
ただし、2026年9月30日までに申請が受け付けられていれば、許可が10月以降になっても改定前の金額で手続きできます。すでに日本にいる韓国人のお相手と結婚を控えている方は、時期を意識しておく価値があります。
なお、この改定は在留資格の変更・更新と永住許可が対象で、認定証明書の交付申請は対象外です。
結局、総額でいくらか
相談所に払う費用を除いた実費で見ると、こうなります。
- 渡航(2回想定):20万円前後
- 書類関係:5万〜10万円
- 在留資格手続き:1万円〜(住む国と時期による)
- 韓国語学習:韓国で暮らす場合に別途
おおむね30万円前後が実費の目安です。ここに相談所の費用が乗ります。成果報酬型なら結婚が決まるまでの負担は実費だけ、前払い型なら最初にまとまった金額が加わる、という違いになります。
お金より先に確認してほしいこと
費用の話をしてきましたが、最後にひとつ。
国際結婚でお金の面がいちばん怖いのは、金額の大きさではなく、「何にいくらかかるのか分からないまま進んでしまうこと」です。途中で追加費用を求められる、聞いていない実費が発生する、やめたいのに返金がない。トラブルの多くはここから起きます。
結婚相手紹介サービスは、契約金額が5万円を超え期間が2か月を超える場合、特定商取引法の対象になります。契約前の概要書面と契約時の契約書面の交付、8日間のクーリング・オフ、中途解約権が定められています。書面を出さない事業者とは契約しないでください。
ご相談は無料です
COCO-NICOは、岐阜県岐南町に事務所を置く日韓専門の国際結婚相談所です。入会金・月会費・お見合い料はいただいていません。ご相談の段階で、実費も含めた費用の全体像をご説明します。「まだ検討中で、金額だけ知りたい」というご相談でも構いません。
ご相談もお見合いもオンラインで行えますので、岐阜・愛知・三重はもちろん、全国どちらからでもご利用いただけます。
結婚までの全体像については、韓国人男性と結婚したい人が、最初に知るべきこともあわせてご覧ください。
※本記事の内容は2026年9月時点の情報にもとづいています。手数料や要件は改定されることがあり、特に日本の在留手数料は2026年10月1日に改定が予定されています。実際の手続きにあたっては、必ず最新の情報を出入国在留管理庁および各国の窓口でご確認ください。